すくすくモスクワ

ロシアで子育て、やってます。

【街歩き】レーニン廟@赤の広場

赤の広場にあるものといえば、
たまねぎ屋根が特徴の
聖ワシリー大聖堂、
гум(グム)百貨店
隣接するクレムリン、ですが、
それら豪華な建造物が立ち並ぶ中で、
ひとつだけひっそりと、
でもただならぬ存在感を放つものが。


レーニンが眠るレーニン廟


1.エンバーミングで永遠に
2.流れる空気が違う…
3.赤の広場に眠る日本人
4.アクセス
 

エンバーミングで永遠に


ソ連の初代最高指導者、
ウラジーミル・レーニンが
眠るのがレーニン廟です。

眠る、といっても
土葬でも火葬でもなく、
遺体保存技術である
エンバーミングによって
生前の姿をとどめたまま。
リアルに「眠って」いるように見えます。

レーニンのエンバーミングには、
年間2000万円くらいかかるとか。
こちらのHPに詳細がありますが、
エンバーミング中の写真もあるので
苦手な方は見ないほうがよいです。
まるで生きているよう。死後91年、レーニンの驚くべき遺体の防腐処理・保存法が明かされる(ロシア)※閲覧注意

IMG_1473

流れる空気が違う…

レーニン廟に入るには、
向かって右手の入り口で
ロシアではおなじみ、空港同様の
荷物検査とボディチェックが。
チェック後はレーニン廟の裏を
ぐるりと回り左手から入場します。

レーニンは地下に眠っているので
20段くらい階段を降りるのですが、
建物内は照明が少ないので
暗さに目が慣れるまで何も見えず
色んな意味で結構怖いです。

が、ここで「見えない~」とか
言っていると階段の先にいる兵士に
「シーーーーーーッ!!!!!」と
すごい勢いで注意されますので
平常心を装って進んでください。
階段を降りるともうそこが
レーニンが眠る部屋。

部屋の中では立ち止まることは
許されず、部屋の中央に眠る
レーニンをぐるりと回ります。

レーニンの顔部分だけ
特に明るくなっているので
暗闇に浮かび上がっているように
見えるんですよね。
なんとも不思議な空間。
地下にあるということもありますが、
よく冷えた、思わず息を呑む
タイプの空気が流れています。


赤の広場に眠る日本人

レーニン廟の裏手には
歴代の指導者や宇宙飛行士の
ガガーリンなど、国に貢献した人々
70人ほどが眠る墓地があります。

私も最近まで知らなかったのですが
実はここに日本人が1人眠っているらしい。

片山潜、という社会主義者がその人。
調べてみると、どうやらコミンテルンの
常任執行委員会幹部だった人で、
モスクワから日本共産党の結党を
指導していたらしい。
そのままモスクワで亡くなり、
赤の広場に埋葬、と。

そんな人生を生きた人がいるんですね。
赤の広場から、いまのロシアを
どう見ているのか。
今度レーニン廟に行った時には
片山潜のお墓を探してみたいと思います。


アクセス


赤の広場、グムの反対側にあります。
入場は無料です。
現時点では月、金、日が休み。
その他の曜日も開館は
10:00~13:00のみなのでご注意を!
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