すくすくモスクワ

ロシアで子育て、やってます。

モスクワ地下鉄のエスカレーターで人が転んだとき監視員は

モスクワの地下鉄名物と言えば、
豪華な駅構内や容赦なく人を挟む車両ドア、
長い長いエスカレーターなど枚挙に
暇がありませんが、今日取り上げたい名物は
その長い長いエスカレーターを
監視する監視員のみなさんです。

ちなみにエスカレーターは速い。
日本生活長いと最初は乗るの戸惑います。
写真はThree years in Moscowから
 Komsomolskaya escalator
長いエスカレーターがある場所では
写真の左端にあるようなボックスに
大概おばあちゃんが座っていて
エスカレーターを監視しています。 

まあ、眠っている人も多いんですがw
目視やモニターで異変がないか
確認しているわけです。  私、昨日と今日、2日つづけて
人がエスカレーターで転ぶのに
遭遇したんですけれども。まさに異変に。


【昨日】降り口でおばあちゃん転ぶ

孫と一緒に地下鉄に乗ろうとしていた
おばあちゃんが降り口で転んじゃって。
エスカレーター動きっぱなしなので
みんな降りないわけにも行かず
降りしなにおばあちゃんを起こそうと
私含めてみんな次々に腕を引っ張ったんですが
おばあちゃん、 立ち上げれない。

コートの裾がエスカレーターに
挟まってたんですよ。

で、最終的には大きい男の人が
おばあちゃんのコート引っ張り抜いて
やっとおばあちゃん立ち上がれたんです。
 
これは監視員のブースのすぐ横で
起こったことだったのですが
監視員のおばあちゃん、明らかに
異変に気付いているのにのんびり見ていて
エスカレーター止めもしないw
モスクワ市民も「え、何かしないの?」と
いう目で見ている。ゆっくり立ち上がって
こちらに来ようとした時にはすでに
大きい男の人がおばあちゃんを
起き上がらせていたのでした。

まじあの監視員の仕事は何なんだ、と
大きなハテナを抱えて帰宅しました。

で、


【今日】乗り口でおじさん転ぶ
エスカレーターに乗ろうとしたら
騒然とした空気を感じて上を見ると
おじさんが仰向けに寝転がっていて。

この時は速攻止まったんです、エスカレーター。
おお、ちゃんと止めるんだ、と意外な気持ちw
周りの人がおじさんを助け起こしていました。

その時エスカレーターには多くの人が
乗っていたので、一度止めたものは
どうやって動かすのかなー?一旦全員
降ろすのかな?と思っていると周りの
モスクワ市民は止まっているエスカレーターの上を
歩きだす人もいれば、止まっている人もいる。
歩いている人は監視員の方を振り返りながら
「動かすの?動かすの?」と確認しながら。
この時ばかりはみんな手すりに手を置いて。

なるほど、こういう場合はこうなる、という
社会通念的なものはないんだなと思いつつ
私はしばらく止まっていたのですが、
動きそうにもないので歩き出しました。

すると 「Уважаемый пасса~
(乗客のみなさ…)というアナウンスが
聞こえたので「おお、動かしますって
アナウンスするのか」と思ったら
その瞬間に動き出すエスカレーター。
いやいや、アナウンス終わってから動かそうぜ?w
何のためのアナウンスですのんw
 
ツッコミどころ満載であることが
今回判明した監視員ですが、
間違いなくメトロを名物のひとつ。
けど、もうすぐいなくなってしまうのです。
監視カメラで担保するとか。

まあ、特に昨日のケースなんて
監視員がいてもいなくても何も
変わらなかったので確かに存在意義が…とは
思うのですが、 エスカレーターの降り口で
じっと上を見上げていたり
寝ていたり、チョコ食べたりしている
あの姿が見られなくなってしまうのは
単純に寂しい気持ちだなー。
(ちなみに解雇されるのではなく
別の仕事に配置換えされるとか)

おしゃれなインフォメーションセンターや
お土産売り場もできたりと変化していくメトロ。
業務改善コンサルでも入れてるのん?
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