すくすくモスクワ

ロシアで子育て、やってます。

【ロシアで子育て】小学校探しの旅①~下調べ編~

ロシアの私立幼稚園に通っている息子。
先日6歳の誕生日を迎えて、日本でなら
来年の4月から、ロシアでなら来年の9月から
小学校という年齢です。

我が家は小学校も現地校、という希望だったので
夫が「勝手も分からないし早いけどそろそろ
目星をつけ始めようか~」とリサーチに乗り出したのが
9月のこと。入学までまだ1年ある頃です。

まぁまだ1年あるから余裕でしょ~と
のんびり構えていた私ですが、いざ調べ始めると
いやいや入学1年前とか完全に動き出しが遅すぎたww
ので、そのあたりのことも含めて三部作くらいで
お送りする予定です。ジョディ家小学校探しの旅。



目次

1.「小学校」の選択肢
2.「公立校」入学までの高い壁
3.結論は
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小学校の選択肢

モスクワで日本人が「小学校を探す」となると、

・モスクワ日本人学校
・各種インターナショナルスクール
・私立校
・公立校

があります。
現地校希望の我が家は私立校と公立校、
この2つに絞ってリサーチした訳ですが
びっくりしたのが、一口に「公立校」と言っても
特色がある学校がたくさんあること。
各種言語(スペイン語、英語、フランス語など)に
特化した学校、芸術に特化した学校、などなど。

もちろん普通の学校もあるのですが、
やはり何かに特化した学校の方が人気があるので
倍率が高いのだとか。

日本同様に「学区」のようなものがあり、
家に1番近い学校には必ず入れる仕組みにはなっているのですが
残った席を争って熾烈な賄賂争いが繰り広げられているのでしょうか…
我が家は「先生とのコミュニケーション考えると
公立校なら英語系がいいかも」と考えていたものの、
別の理由から早々にその争いから撤退したので
実際のところは分かりませんが…!


「公立校」入学までの高い壁

我が家が公立校の席争いから撤退した
「別の理由」が何だったかと言うと、

①レジストレーションの問題
②СНИЛС(SNILS)の問題   です。


①レジストレーションの問題
外国人はロシアに入国したら「滞在登録」をする必要があります。
これがрегистрация(レギストラーツィア=レジストレーション)と呼ばれるもの。

その際、本来であれば住んでいる家の住所を登録するのですが
我が家の場合、夫の会社の住所での登録になっています。
なので書面的には夫のオフィスに住んでいることになっている。

夫のビザの種類だとそれが許容されていることに加え、
実際の住所で登録しようとすると大家さんに
滞在登録を頼む必要があり、何かと大変…。
なので駐在員家庭は会社での登録がほとんどです(…よね?)

法律的には何ら問題のないことなのですが
いざ公立小学校入学となると、居住実態がないことが
ネックで小学校からはいい返事がもらえない。
実際、入学したい小学校の近くの適当な住所で
ニセの登録をし、入学を試みる人もいるらしい。

我が家の場合、ちょうど夫の会社の近くに
英語系の公立校があったのですが、
倍率が高く誰でも入れる訳ではなく。
校長先生も「受け入れられるか分からないけど、
入学希望は出して市の判断を待ってみたら」とのこと。

けれどその結果を待っていると今度は私立校の入学申し込みに間に合わないし、
そもそも家の最寄りの小学校も、居住実態はあるものの
オフィシャルにそれを証明することができないので入れるか分からないし…。
最悪どこにも受け入れてもらえなくなる?状態。


②СНИЛС(SNILS)の問題
スニルス、とはСтраховой номер индивидуального лицевого счётаのことで
ロシアのマイナンバーのようなもの、らしい。
もちろんロシア国民は1人1つ持っていて、
外国人であっても公立小学校入学にあたっては、
この番号を入手する必要があると。

もうなんかレジストレーションの件だけで
「いやーもう無理でしょ公立…」と思って
夫の話をよく聞いていなかったので
詳細はすっかり忘れましたが苦笑、
この番号も少なくとも我が家の条件下では入手がほぼ不可能。

某国の大使館勤務の友達家族は役所に直訴する形で
入手したと教えてくれたので、やろうと思えば道はある。
が、彼らも「ディプロマだからできたんだと思う」と言っていたので
どちらにせよ我が家には難しいし、「何が何でも公立!」ではないので
そこまで頑張るモチベーションもない…ということで、


結論は

もう私立だね!と。

まぁ、上記手続き系のことを抜きにしても、
実際に学校見学をすると我が家のケースなら
「やっぱり私立がいいな」という印象ではありました。

ただ公立校も想像以上にハイテクで
話を聞けば聞くほど感動したので、
そのあたりも含めてまた今度!
すごい市ですよ、モスクワ市。

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