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【ロシアで子育て】小学校探しの旅③~見学に行こう!私立編~

息子の小学校探しの旅、続編です。

前回までのはこちら。

jodymos.hatenablog.com

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私立は3校行ってきました。1校、うっかり超進学校に行ってしまい圧倒されて帰ってきましたが、それぞれに特徴があって面白かったです!

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目次

敷地、校舎全体的に小さめ

公立編で書いた通り、私立は土地を借りて運営しているケースがほとんどらしいので行った3校はどこも敷地、校舎ともに小さめでした。1校目は、天井も低いし校内を歩いているだけで圧迫感が…。ここだけ見ると、完全に公立に軍配が上がります。ただカラフルな掲示物があったり、イベントで撮った写真が飾ってあったりと公立にはない華やかさはありました。(お金かけてる感、とも言う。)

 

セキュリティの面では、モスクワのほぼ全ての公共施設がそうであるように当然のごとく警備員さんがメインエントランスにいて出入りする人の管理、監視カメラウォッチをしているのですが、公立のような生徒1人ずつのIDカード管理がある訳でもなく、登校した生徒も警備員さんが手書きでメモしてる様子。ああ、ここを見ても公立に軍配が上がりますねw 

 

とにかくのびのびとした環境で教育を受けさせたい!という方は、なかなか納得のいく私立を見つけるのは難しいかもしれません。特に公立を先に見てしまうと。

 

うっかり行ってしまった超進学校

今回見た3校のうち、2校は我が家の大家さんが教えてくれた学校でした。「ここは本当に良い学校だよ」と教えてくれたそのうちの1校が、完全なるエリート養成校

廊下には数学オリンピック、コンピューターオリンピックなどなど頭脳を競う各種大会の賞状がずら~っと張り出されており、「卒業生はМГУ(モスクワにある超名門国立大学)をはじめとしたロシアトップクラスの大学か、海外の大学に進学します」との説明。

 

高校生くらいの子が(ロシアの学校は小学校~高校生までが同じ校舎で勉強する)研究発表をしているところも見学したのですが、何て書いてあるか分からないけれど投影資料はグラフを使ってきれいにまとめてあるし、何て言っているか分からないけどPC操作しながら堂々とプレゼンしてるしで、その様子だけ見てもこりゃエリート育つわ…!という感じ。学校で行われている授業は全てビデオ撮影していて、より良い授業にするため先生方で研究したり、フィードバックし合ったりするそう。

 

年間学費も80万ルーブル(約152万円)と、目が飛び出ましたね…。でも入学希望者は殺到しているらしく、入学にあたっては親子面接のようなものを通過する必要があると。まぁお受験ですね。我が家は教育方針の面でも学費の面でも完全に間違えて足を踏み入れたので、良い社会見学でございました。。

 

ここに決めた!最後の最後で出会えた学校

私立の見学、1校目は建物すごい圧迫感だし(そして家から遠かった)、2校目は超進学校だし、もっとリサーチして他の学校も見てみないとダメかね…と弱気になっていたところで行った3校目。

 

実はここ、校舎を外から見ただけでも「あれっ…なんかここ良い感じ…」という気持ちが。警備員さんのところで校長先生のところに通してもらうのを待っていると、警備員さんが「ここはすごく良い学校だよ」と。聞いてもないのに!高まる期待。

 

校長先生も、落ち着いた女性でこちらの話をしっかり聞いて質問にも真摯に答えてくれてとても印象が良い。校内を案内してもらって、いくつか実際の授業も見せてもらったら、今まで見た学校中で1番雰囲気が明るい。生徒も先生も良い雰囲気で( ・∀・)イイ!! 

 

校長先生によると、以前日本人の子が在籍していたこともあるそうで、「その子はグリェチカ(蕎麦の実のおかゆ)が食べられなかったから、グリェチカの日はご飯炊いてあげてたの」と!うちの息子も食べられないんですよおおお!好き嫌いにそんな個別対応してくれるなんて…涙 と、ここで、校舎に入る前から良い雰囲気を感じていた私の心は完全に鷲掴みにされました。

 

ああ、ようやく見つかって本当に良かったよ…!

各校のデータは夫とエクセルにまとめて管理していたのですが、ここだ!と決めたあとはそれを息子に見せながらなぜここを選んだのかを説明しました。それでも後日寝る前に「ママは何であの学校がいいと思ったの?」と聞いてくることもあり、やはり新しい環境はドキドキするのでしょうね。「ここなら息子くんが楽しく過ごせる、って1番感じた学校だったんだよね」と話すと50:50だった不安と楽しみが40:60くらいになった顔をしていました。

 

「準備クラス」に通うぞ!

この小学校も、例にもれず新一年生のための「準備クラス」があります。週3回、夕方から。希望者のみが通うので行かなくてもいいのですが、小学校の環境や9月からクラスメートになる子たちに慣れることができるメリットを考えて通うことにしました。

 

幼稚園もあるところなので、これを機に転園。一旦、週3回準備クラスのある日だけ新しい幼稚園に通うという生活にし、1ヶ月ほど移行期間を作りました。元の幼稚園もすごく楽しんでいたのでスムーズに転園できるか少し不安だったのですが、退園後2~3回「元の幼稚園にもまた行きたいな~」と言うだけで感心するほどの適応力を見せてくれました。夫の発案で、息子が大好きだった先生には連絡先も聞いて「連絡したい時はいつでも連絡できるよ」といえる状態にしておいたのも安心材料の1つになったよう。

 

完全に転園してから約1ヶ月。毎日楽しそうに通っています。夫が少し早めに迎えに行くと「Домаはне интересно(家は面白くない)だから帰らないって言ってるw」という日もあるほど。いいよ、お母さん嬉しい😂

ちなみに前述の、息子が食べられないグリェチカ(蕎麦の実のおかゆ)が食事に出る日には、かわりにマカロニを出してもらっています。ありがたやー。

 

途中はどうなることかと思った小学校探しの旅でしたが、これにて完!色んな方に話を聞かせてもらったり、夫の会社の方々に親身に協力いただいてここまで来ることができ感謝の気持ちでいっぱい。恩送りの気持ちも込めたエントリーです、現地校への入学を考えている方、何があればお気兼ねなくご連絡ください!

 

さー実際に入学するのは来年9月!今から楽しみです!

 

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